私たちについて

お母さん、赤ちゃん、子ども、家族、自然。
これが私の人生の原点です。
私の生きる上で一番大切にしていることであり、目標であり、向き合い続けるものです。

10代の頃から母の病や死と向き合い続けたこと、２度の流産の経験や産後にぼろぼろになった経験から、これから命を生み育てようとしている人や、命と向き合っている人たちの力になれたらと思い、活動をコツコツと続けてきました。

生まれる時も亡くなる時も、頼れる誰かの存在があるかないかはとても大きいものです。家族に頼りたくても様々な事情で頼れない人もいます。
私自身、周りから「あなたなら大丈夫」と言われることが多く、人に頼ることが上手くできなくて悩んだ経験も、今の活動につながっています。

きっかけは、ドキュメンタリー映画『うまれる』を秋田県で上映したいと思ったことからでした。この映画には、胎内記憶（うまれる前の記憶）のシーンがあります。当時2歳だった長男が、胎内記憶を話していて、たまたま見つけたこの映画のHPに応募したことがきっかけで、撮影に行くことになったのです。
そして、この映画が東北では秋田県だけ上映予定がないことを知り、上映したいと思い、仲間を募ったのが始まりでした。この映画の自主上映を通して様々なご縁にも恵まれ、活動を続けてこれました。

この世にうまれた命一つ一つが、こころを　個々を　ハグしあい　育んでいってほしい。一つ一つの命が大切に扱われて見守りあえる社会になってほしい。そう願って「ここはぐ」という名前をつけました。

人に寄り添うことは、本当に奥深いと思います。
ここはぐの永遠のテーマです。
本当につらいときに寄り添ってもらえたという経験がある人は、きっとまた誰かに寄り添える人になると思います。ここはぐのスタッフや応援してくれている方々は皆、様々な経験があって人に寄り添える人たちばかりです。そんな仲間と出会え活動できることが、とても誇りです。

私たちは、お母さんも赤ちゃんも家族もゆっくり安心して身体と心を整えながら過ごせる「産前・産後ケアハウス」をつくることを目標にしています。産前・産後のお母さんはとても不安定になりやすく、自分の人生や家族関係を丸ごと見つめ直し、考える時でもあります。そんな一人一人に寄り添い、秋田で子どもを産み育ててよかった！秋田に暮らしてよかった！とたくさんの人が思えるよう、活動していきたいと思っています。
より多くの人が、秋田での妊娠・出産・子育てに満足していけるような支援を目指しています。

副代表　齊藤 貴子

主に事務全般、秋田天使パパ・ママの会、託児を担当しています。
私自身、生まれて間もない子どもを亡くした経験があり、「お話し会」に参加して私もこの活動のお手伝いをしたいと思い、スタッフになりました。
子育てをしながらの活動で忙しい毎日ですが、ここで活動をしていると「天使ママ」として、自身がむくわれている感じがします。同じ経験をした人を支えながら、自分にも向き合っている気がして「やりたかったことができている」と充実感を感じています。

スタッフ　前田 なつ美

主にイベント告知やSNS発信、イベントを担当しています。
「人に寄り添うことってどんなことだろう？」と興味を持ち、それを学んでみたいと思い参加しました。
困っているお母さんと代表の小田嶋さんのやりとりを見ていると、癒され、救われることがあります。ここはぐは、ゆるむ場、力が抜ける場で、そのままの自分を認めてくれます。「困っている方へ、ここはぐが必要な方へ届いて欲しい」そう願って情報発信をしています。

スタッフ　石井 真子

主にイベントや託児、産前産後カフェのお手伝いをしています。
子どもと接するのが好きなので、ここはぐメンバーになれて嬉しかったです。只今子育て真っ最中なので、リアルな子育て経験を託児で生かしています。ここはぐの活動からいろんな事を学びながら「他のお母さんの助けになりたい、寄り添いたい」と思って活動しています。

この他にも多数のスタッフが活動しています。